蜂の子と漢方薬の関係
ローヤルゼリーやプロポリスはミツバチから作られているものを指します。
蜂の子とは蜂の幼虫やさなぎです。
ミツバチのほかにスズメバチ、クロスズメバチ、アシナガバチ、クマバチなどの蜂の幼虫や蛹もすべて蜂の子と呼ばれています。
タイやメキシコ、日本では一部の地域で昔から食べられている郷土料理です。
蜂の子にはビタミン、ミネラル、アミノ酸やたんぱく質が豊富に含まれているので滋養強壮効果や骨粗鬆症予防効果によいと重宝されています。
また中国では漢方薬に使用されています。
中国の最古の薬学書では蜂の子は不老長寿の最高ランクの上薬に分類されていました。
さまざまな効果が期待できる蜂の子は中国で古くから質のいい生薬として漢方に使用されていましたが、現代では日本でも手に入れることができます。
漢方薬として使用される場合、耳鳴りの改善を目的にしたものが多いです。
耳鳴りに効く漢方薬には蜂の子だけでなく桂皮、甘草など耳に良い生薬と精神安定にいい薄荷などの生薬を配合して作られています。
他の薬効のある生薬と併せて作るものですので効果が期待できますが、自分の体質に合わない場合は体調不良を起こしてしまうこともあります。
漢方は本来、その人の症状に合わせてさまざまな生薬を組み合わせたものなので、漢方を積極的に取り入れている医療機関で診察してもらったり、専門店で相談し自分専用の漢方薬を作ってもらうのが良いです。
保険診療を行っているところで病気の治療のために漢方薬を処方してもらえば保険適用になります。