スーパーフード蜂の子

蜂の子とは、言わずと知れた蜂の幼虫やサナギのことです。
ミツバチやスズメバチなど種類の違いに関わらず、すべての蜂の幼虫やサナギを蜂の子と呼びます。
日本では長野県や岐阜県など山間部に位置する地方で今でも好んで食されており、古くはルーマニアやタイ、メキシコなどでも貴重な蛋白源として重宝されていました。
我々の普段の食卓ではあまり見かけない食材のため、単なる珍味だと思っている方も多い蜂の子ですが、実は多くの栄養素を含んだスーパーフードなのです。

蜂の子は炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルを含んでいます。
これらは5大栄養素と呼ばれ、その全てが蜂の子には含まれているのです。
その中でも特筆すべきは、含有成分であるタンパク質の元となるアミノ酸を非常にバランスよく含んでいるという点です。
人間を含む動物が自身の体内で合成できない必須アミノ酸全9種類を含め、なんと18種類ものアミノ酸が含まれています。
人間の体内に含まれるアミノ酸は全部で20種類と言われていますので、そのうちの90%のアミノ酸を蜂の子だけで補えるというわけです。

もちろんその種類ごとに効果効能は違いますが、老化防止や基礎体力・免疫力向上の効果により、アンチエイジング・健康維持や美容に非常に効果が高いことは言うまでもありません。
また近年では耳鳴りや難聴の改善にも効果があるとの報告があります。
未知なるパワーを秘めた蜂の子は、まさに生きたスーパーフードなのです。

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